東京都文京区後楽1-3-61(株)東京ドーム内 TEL:03-3816-5761

東京試合役員会議事録
日時:令和元年6月26日(水) 18:30〜
場所:JBC本部事務局
出席者
レフェリー:吉田、安部、葛城、染谷、中村、松原、山岸、田中、松坂、酒居、和田
アナウンサー:冨樫、須藤
タイムキーパー:高橋、野中、斉藤
スーパーバイザー:熊崎
JBC:浦谷、羽生
 

【健康管理に関する件】

 8月7日(水)13時00分より後楽園ホールビル5階展示会場にてJBC・JPBA合同 医事講習会を開催する旨が報告された。

【IBF総会報告】

 令和元年5月27日〜6月1日マカオで行われたIBF年次総会に出席した吉田レフェリーから審判セミナーの模様などが報告された。


「ビデオ検証」

  令和元年6月9日 NTTクレドホール 女子ミニマム級6回戦
  成田佑美(姫路木下)vs 葉月さな(YuKOフィットネス)
  結果 葉月の2−0判定勝

  第2ラウンド、成田のパンチが葉月に当たりダウンした様に見えた。しかし、レフェリーは迷うことなく即座にスリップと裁定。
  映像検証では葉月の顔の前のガードグローブに当たり、後ろにダウンしたように見える。しかし、どこまでバランスを崩して倒れたのか、検証映像からでは判断できないため、その場のレフェリー判断を尊重することとなった。

  スリップ裁定は映像で見る限りダウンとも判断できそうだが、レフェリー判断は妥当であるとの結論に至った。


 ・終了ゴング・ダウン時の対応
  令和元年6月25日 後楽園ホール 第3試合 SL級6回戦
  遠藤健太(帝拳)vs 松本北斗(REBOOT)
  結果 遠藤の5R3’09” KO勝ち

  第5ラウンド終了ゴングが鳴った直後に松本がダウンしたが、レフェリーはダウン宣告のあとカウントアウトした。松本のセコンドから「あれはゴング後だからダウンではないのではないか」との抗議があった。

  確かにリングに倒れたのはゴングの後ではあるが、映像をよく見るとゴング前に遠藤の有効打が当たっており、そのパンチで倒れる途中にゴングが鳴ったものである。このような場合、レフェリーの判断で有効打によるダウンと見なしダウンを宣告した後にカウントを数えることが出来る。今回の場合がこれに当たりレフェリーの処置に問題は無い。またカウントアウトしたことについては、松本がファイティングポーズをとらず、またカウント途中に後ろにグラつきコーナーポストに背中をもたれさせたので、レフェリーはダメージが深刻と判断しカウントアウトしたものであり、こちらも妥当な処置と言える。

 ・ダメージの見極め
  令和元年6月25日 後楽園ホール 第5試合 SF級6回戦
  チャン インス(中国) vs 高山涼深(ワタナベ)
  結果 高山の1R2’06” TKO勝ち

  第1ラウンド、チャンがダウンし、再開後しばらくしてチャンがパンチを受けたところでレフェリーがストップしたことにチャンのセコンドがリング上でレフェリーに抗議した件。

  最初のダウンでチャンはもんどりうって倒れておりダメージは大きいと判断せざるを得ない。その後の展開でもチャンは高山の的確なパンチを浴びグラつくことが多く、レフェリーはストップのタイミングを探っていた。ストップのタイミングは適切であり何ら問題は無い。


・反則行為(レスリング行為)に対する対応
  令和元年6月25日 後楽園ホール 第8試合 SL級6回戦
  チャ ジョンハ(中国) vs 小林孝彦(TEAM 10COUNT)
  結果 小林の4R2’40”TKO勝ち

  第2ラウンド、小林がチャに体を寄せた際、チャが小林を抱え上げ、体をひねりながら小林をリングに落とした。

  小林はリングに落ちた際、ダメージがありそうだったが、すぐに起き上がった。レフェリーはタイムを宣告し小林を十分休憩させ試合を再開させた。この処置に問題は無い。チャのレスリング行為を反則とみなし減点を科すべきかどうかが議論となった。
この場合、チャの行為に故意性があったかどうかが大きな判断材料となるが、チャは体を一度捻ってからリングに落としており、減点を科しても良いのではないかとの意見がでた。
しかしながら、一般的にレスリング行為までの流れ(執拗なクリンチ等)を見て総合的に判断することが必要なこともあり、あくまでレフェリーの判断を尊重すべきということで意見の一致を見た。
以上