東京都文京区後楽1-3-61(株)東京ドーム内 TEL:03-3816-5761

東京試合役員会議事録
日時:平成30年4月19日(木) 18:30〜
場所:JBC本部事務局
出席者
レフェリー:吉田、サラサス、葛城、福地、染谷、飯田、岡庭、松原、田中
アナウンサー:須藤、冨樫
タイムキーパー:高橋、田畑、伊藤、野中
進行:岩本、斉藤
JBC:浦谷、安河内、羽生
 

【上海でのボクシング興行(日中対抗戦)について】

 安河内局長より上海での日中対抗戦ボクシング興行についての報告がなされた。
 ・参加者:染谷 飯田 松原
 ・対戦結果は1勝6敗であった。中国選手の競技レベルが上がってきていると感じた。
興行運営面では日本をよく研究している。選手毎の健康管理カードの整備や救急隊の会場配備など安全面では充実した体制をとっていた。興行毎の保険契約が整っており怪我や入院などに対する配慮も行き届いている。6月20日には日本で同様の日中対抗戦が開催される予定である。


【健康管理に関する件 及び 試合運営に関する件】

 ・4月15日WBC世界フライ級タイトルマッチにおいてTKOで敗れ、体調不良で入院していた比嘉大吾(白井具志堅スポーツ)選手の経過、退院予定などが報告された。

【レフェリング・ジャッジに関する件】

「ビデオ検証」
■平成30年2月20日 後楽園ホール(スリップかダウンかの判定)
田島滉大(一力) vs  石田凌基(沼津石川) 4回戦 
結果:石田の3ラウンドTKO勝ち

 第3ラウンド、石田が倒れたところレフェリーがスリップと裁定した。映像での検証では田島のパンチが石田に当たってのダウンのように見えるが、レフェリーの立ち位置からは両選手のパンチが交錯しており、ビデオ判定制度を導入していない現状ルールにおいてはレフェリーの裁定を尊重することになる。レフェリーは試合中いかなる時も適切な位置取りを意識し両選手のパンチの交換を見極め、ダウンかスリップかの微妙な裁定も的確に判定、対応しなければならない。その後の試合の采配、またレフェリーストップに関しては非常に的確であった。


■平成30年4月16日 後楽園ホール(ダウンの際の処置)
佐々木雄斗(川島) vs  相澤諄美(フラッシュ赤羽) 4回戦 
結果:相澤の3ラウンドTKO勝ち

第3ラウンド、佐々木がダウンした際、レフェリーはダウンを奪った相澤選手をニュートラルコーナーへ行かせる指示を優先し、ダウンした佐々木から目を離しダメージ確認を後回しにした。レフェリーはダウンがあった際はまずダウンした選手のダメージ確認を優先しなければならない。
また、ロープ際の打ち合いで佐々木選手が打たれた時にレフェリーが試合をストップしたが、打っている相澤選手を抱えるように割って入った。このような場合レフェリーは、打たれている選手の安全を確保するため、選手をかばうように抱きかかえることが必要である。


■平成30年4月16日 後楽園ホール(ダウン後の加撃に対する減点)
冨田正俊(川島) vs  若松竜太(勝又) 8回戦 
結果:若松の4ラウンドKO勝ち

3ラウンド終了間際、若松が冨田をコーナーに詰めダウンを奪ったが、倒れた冨田に追撃打(ダウン後の加撃)を加えようとした為レフェリーは減点1を科した。例えパンチが当たっていなくとも、ダウン後の加撃は危険極まりなくスポーツとしてのボクシングを冒涜する行為であることから、適切な判断であった。状況にもよるが相手がダウンしたことを認識した上で加撃した場合は、減点2もしくは失格など厳しく対処することも必要である。 担当レフェリーは減点時の処置等、ルール通り落ち着いてレフェリングをしていた。主審の経験数を問わず、注意、減点等において、はっきりと分かりやすいレフェリングを心がけることが大事である。


■平成30年4月17日 後楽園ホール(リングサイドドクターとの連携につて)
堀井俊佑(ワタナベ) vs  辻本将人(東拳) 4回戦 

第2ラウンド、辻本が右目上をカットした際、レフェリーはリングサイドドクターに傷のチェックを仰いだが、チェックしている時間が長くなり試合進行に支障を来した。医師による傷のチェックや圧迫止血の仕方には個人差や状況により時間がかかることがあることから、レフェリーは自身の判断で続行か続行不能かを見極め、試合進行に支障を来さないよう留意することが重要である。ただし医師によるダメージのチェックについては、レフェリーは自身の判断に固執することなく例え時間がかかっても医師の助言を尊重しなければならない。

以上