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西岡"スピードキング"利晃、引退会見
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 二十世紀末から今世紀に掛けて、一つの時代を築いた西岡利晃が11月13日、東京ドームホテルで引退発表を行った。

 現在もWBC世界スーパー・バンタム級名誉チャンピオンの称号を与えられている西岡は1994年12月11日プロデビュー。
 初タイトルは1998年12月29日、渡辺純一(楠三好)と空位の日本バンタム級王座を争い、2回1分55秒KOで獲得。
 我が国のバンタム級屈指の強打者を相手に二度の防衛後、世界挑戦のために返上するも、そこからが彼のボクサー人生を伝説たらしめるものとなった。


 アキレス腱断裂など大きな挫折を乗り越え、チューンナップ・ファイトを黙々とこなし、当時の日本スーパー・バンタム級王者、中島吉謙(角海老宝石)との"世界挑戦権"を賭けての試合などをクリアし続けた苦難の時期もあった。そして念願の世界王座に2008年9月15日辿り着く。この日ナパーポン・ギャットティサックチョークチャイ(タイ)に競り勝ち、WBC世界スーパー・バンタム級暫定王座を獲得。

 程なく正規王座に昇格後、円熟期を迎えたキャリアは比類なき防衛ロードへと昇華する。
 敵地メキシコで世界的ビッグネーム、ジョニー・ゴンサレスを一撃KO(2009年5月)で世界を震撼させ、昨年10月にはアメリカ・ラスベガスでのメインイベントで、あのラファエル・マルケスを返り討ちにした。

 そして今年10月13日、米カリフォルニア州で行われたスーパーファイト、あのパウンド・フォー・パウンドの常連、ノニト"フィィピーノ・フラッシュ"ドネアとの一戦がラスト・ファイトとなった。

 "スピードキング"や"モンスターレフト"など彼を形容するニックネームもさることながら、その雌伏の時代もボクサー西岡利晃のを語る上では欠かせない。
 バンタム級での通算四度の世界王座挑戦も、今はもう"言わぬが華"だ。

 会見では、ボクシングジムを設立するという構想も語った。
 ボクサー西岡利晃は本日引退するが、WBC名誉王者の第二ステージにも大きな期待がかかる。