東京都文京区後楽1-3-61(株)東京ドーム内 TEL:03-3816-5761

試合役員勉強会報告
日時平成22年7月7日(水) 19:00〜
場所JBC会議室
参加者レフェリー:福地 杉山 マーチン 中村 飯田 岡庭
タイムキーパー:大久保
JBC:安河内 羽生 鮫島 染谷

【ビデオ検証】
一. レフェリー・ストップ
・6月22日後楽園ホール4回戦東日本新人王予戦
大久保大騎(E&Jカシアス)vs中胡貴之(セレス)
4R大久保のアッパーで中胡がダメージを受け、追撃打を避けようと大久保をホールディングしている間に大久保が中胡の頭部に数度打撃を加えた。その後、レフェリーが両者に割って入り、レフェリーストップにより大久保のTKO勝ちが宣告された。
中胡が大久保にホールディングした時点でレフェリーが大きな声でストップを宣告すべきであった。そうすれば直後の打撃も防ぐことができ、レフェリーストップにも説得力が増す。
レフェリーは試合をスットプする際、大きな声を出し、即座に割って入り試合を止めるべきことが再確認された。
二. 採点基準
・5月26日後楽園ホール6回戦
原口一喜(熊谷コサカ)vs堂本佳吾(角海老宝石)
原口の3−0判定勝ち
堂本の左ストレートに近いジャブをもっと評価すべき。また相手のプレッシャーにより動かされている原口のアウトボクシングが過大評価されているという意見が多くでた。オープンブロー気味のビッグパンチに惑わされないよう留意すべきことが確認された。
三. レフェリング
・7月3日後楽園ホール8回戦
五十嵐俊幸(帝拳)vsレクソン・フローレス(比国)
五十嵐の1RKO勝ち
1Rフローレスがダウンした際、レフェリーはバッティングによるものと判断しタイムを宣告したが、フローレスのダメージを見てパンチ(ボディ)によるダウンと裁定を変更し即座にカウントを数え始めた。このようにレフェリーの毅然とした判断と処理は混乱を回避し説得力を持ちうることが確認された。
四. その他確認事項
・ジャッジは採点する際、着席する位置により観客の声援等で試合展開の判断を誤ってはならない。
・ジャッジは、レフェリーが下した判断を尊重し原則としてその採点に反映させるべきである。
・バッティングによる負傷は、負傷した選手のハンディキャップとなることから、レフェリーは試合を一旦中断し、ドクターチェックを仰ぐ等選手に一定の回復時間を与えるべき。一方、負傷がパンチによる場合は、負傷させた選手のアドバンテージになり得るので、健康管理上問題無いと判断されれば、そのまま試合を中断せず続行させることが望ましい。
・反則行為に対し、レフェリーは厳しく対処することは当然として、軽微なルール違反に対しては、JBCルール第58条8項にある通り出来る限り試合を中断することなく、流れの中で選手に知らしめ注意することが重要。その際、レフェリーはどちらの選手に何を注意したかを観客やセコンドにも分かるよう対処することが望ましい。
・試合中の不測の事態に対しては、レフェリーは的確に判断し、適正な処置で試合を成立させねばならずその責任は重大である。インスペクターを含む試合役員は常に連携しチームワークをもってレフェリーを補佐すべきことが再確認された。

以上