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JBC・JPBA合同健康管理委員会報告
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 平成22年2月19日に発生した八巻裕一選手(野口ジム)のリング事故を受け、JBC(財団法人日本ボクシングコミッション)とJPBA(日本プロボクシング協会)合同で健康管理委員会を開催した。


日時平成22年3月18日(木) 13:00〜15:40
場所東京・後楽園飯店
出席者【JBC】谷諭JBC健康管理委員長 大槻穣治JBC健康管理副委員長
 斉藤慎一専務理事 安河内剛本部事務局長 森田健理事 内田正一インスペクター
 福地勇治試合役員会副会長 羽生孝次事務局員
【JPBA】原田政彦JPBA協会長 大橋秀行東日本ボクシング協会協会長
 北澤鈴春JPBA事務局長 堀口昌信東日本ボクシング協会健康管理委員長
 畑中清詞中日本ボクシング協会協会長 山本晶智西日本ボクシング協会健康管理委員長
 岡根祐一北日本ボクシング協会健康管理委員長
【野口ジム】野口勝会長 森谷学トレーナー


1. 事故報告
大槻穣治コミッションドクターより、八巻選手の各種データ及び事故に関する経過報告がCT画像を交えて詳細に報告された。
2. ビデオ検証
1Rから8Rまでの映像を基に試合内容の検証が行われた。
(検証内容)
・1Rのダウンのダメージは2R以降感じられない。
・6R終了間際にぐらつく場面があるが、7Rはパンチを放っており深刻なダメージを引きずっているようには見受けられない。
・試合後半にペースダウンが見られるが、疲労かダメージかの判断は不可能。
・8Rのレフェリーストップのタイミングは適切で問題は見受けられない。
・8R以前にストップし得るタイミングを見いだすことも困難。
3. 野口ジムからのトレーニング内容の説明
(報告内容)
・前戦(2009年11月12日1RTKO勝利)から練習再開まで12日間。
・毎月15日に計量し、リミットから5kgオーバーの基準を設置。
・11月は主にウエイトトレーニングに専念。
・練習日は練習前後の体重と血圧測定の実施。
・スパーリングは試合2週間前に切り上げ。
4. 再発防止策協議内容
・選手自身の健康管理意識を高めるため各ジム単位でのガイダンスの実施。その為の教材をJBC、協会にて作成する
・選手を対象にしたボクサー講習会の開催。
・リング事故のシミュレーションをコンピューターを使って解析、研究。
・JBC試合役員、JBC事務局と協会との意見交流の活性化。JBC試合役員会への協会員の参加を促す
・現在のB級、A級ボクサーライセンスへの進級基準の見直し。
・リング事故が6回戦、8回戦などの後半に集中していることに鑑みた、後半における早めのストップについてのJBCと協会とのコンセンサスの徹底。点差が開いている試合に関して早めのストップのコンセンサス
・20戦以上消化の選手へのMRI受診の促進。
・減量に関する正確な理解の促進と適切な減量方法の指導。
・飲酒の危険性についての再認識。
・インスペクター、ドクターの権限の強化。ストップ相当の試合に関してインスペクター、ドクターが何らかの形で関与できるよう検討する
・グローブの形状などにつき、世界のグローブとの比較検討。
以上