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ボクシング広報11月号
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表紙の言葉
最強王者・長谷川と飛躍のための敗北を経験した挑戦者

 今年も残りあと1カ月。年末が近づくと雑誌の増刊号等の仕事が重なる。『締切厳守!』がモットーなので頭の中はスケジュール調整で一杯。日々、仕事に追われ余裕のない毎日が続く。デザイナーとして基本的にパソコンと睨めっこしているので、フラストレーションがたまる。そんな時、ボクシング会場に足を運ぶ事が仕事への活力源となる。
 今月も活力を沢山もらった。世界戦が5試合にOPBF戦を4試合掲載。表紙はいつも以上に悩んだ。長谷川穂積、榎洋之、粟生隆寛…どの試合も素晴らしい。
 古豪・ラリオスをKO寸前に追い込んだ粟生に決め、構成を練る。ふと『長谷川の勝ちっぷりはどうなんだ!』との葛藤もあり、作業中断。榎の写真もデスクトップ上で見ながら、しばらく固まる。結局、いずれの試合も広報の表紙として残したいという思いから3名で作ることにした。
 タイトルをどうするか…。これまた、しばし黙考。『トリプル・インパクト』というキャッチが閃き、欧文とカタカナで配置。和製英語かもしれないが、なかなかいいのではないか。
 長谷川の強さはどうだ!挑戦者は王者が苦手とするサウスポーで前評判が高かったが軽く一蹴。近い将来、米国のリングで勇姿が見られることだろう。まさに日本ボクシング界の誇り。
 榎と粟生。今年の4月に鎬を削りあった両雄。負け(られ)ないボクシングに徹したJCBホールでの静かな戦いとは別人のような好戦的な試合にしびれた。榎は牙城・ジョンに善戦。結果こそ大差の判定に退いたが、確かな未来は見えたはずだ。内館牧子後援会長の「このまま引退はさせません」というコメントが期待を物語る。
 なんといっても粟生だ。間違いなくプロ入り後のベスト・ファイト。4Rに痛烈なダウンを奪い、続く5Rにも確かなダメージを負わせた。王者の目から光が消え、挑戦者の勢いが増す。
 この試合の分岐点は8R終了後の公開採点にあった。2人のジャッジが76─74で両者に割れ、残るひとりが75─75のイーブン。意外だった。劣勢を意識し、焦りの見えた王者はこの途中結果を知り、生き返ったのだ。残る4R中、2R取れば防衛できる。逆に粟生としては4R中、3R取らなければ王者にはなれない。これは厳しい。結果はスプリットで王者を支持。ダイレクトでの再戦は必至か。
 以前、このコラムで価値ある敗戦など限りなく少ないと書いた。ボクサーにとって1敗の重みは大きいからである。タイトル戦ならなおさらだ。両者ともプロ入り後、初の黒星を喫した。しかし、榎は傷つきながらも嬉々として試合を振り返っていると聞く。粟生も『次は勝てる』と世界との距離を実感したようだ。両雄にとって今回の試合は数少ない“価値ある敗戦”もしくは“飛躍のための敗北”なのは間違いない。
(デザイナー・周東良次)
巻頭言:坂本博之、越本隆志両氏の「子供たちとの心の交流」が好評

WBC世界バンタム級タイトルマッチ
長谷川穂積、盤石のV7
WBC世界フェザー級タイトルマッチ
粟生隆寛、微差の判定負け
WBA世界フェザー級タイトルマッチ
榎熱闘、力尽くして及ばずジョンに0−3判定負け
WBA世界バンタム級タイトルマッチ
ロリー松下、世界初挑戦は失敗
WBA世界ミニマム級暫定タイトルマッチ
三澤照夫、海外でベルト奪取ならず
OPBF東洋太平洋スーパー・ミドル級王座統一戦
清田祐三、2ラウンドTKOで統一王者に
OPBF東洋太平洋フェザー級王座決定戦
細野悟、初挑戦で東洋タイトル獲得
OPBF東洋太平洋スーパー・フェザー級タイトルマッチ
内山高志、4ラウンドTKOで3度目の防衛
OPBF東洋太平洋ライト・フライ級王座決定戦
和田峯幸生、接戦を制して王座を獲得
WBC第46回年次総会
OPBF東洋太平洋の歴史
WBA世界フライ級タイトルマッチ開催
ダブル世界タイトルマッチ開催
WBC世界フライ級タイトルマッチ開催
東日本新人王・西軍代表決定戦報告
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リナレスが2階級制覇へ挑む
新井田が引退を表明
女子ダブル世界戦開催
WBC総会でJBC、森田氏、大槻氏が表彰
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