東京都文京区後楽1-3-61(株)東京ドーム内 TEL:03-3816-5761

東京試合役員会議事録
日時:平成30年7月19日(木) 18:30〜
場所:JBC本部事務局
出席者
レフェリー:吉田、安部、サラサス、福地、葛城、染谷、杉山、中村、飯田、松原、田中、
ジョン
アナウンサー:須藤、冨樫
タイムキーパー:高橋、田畑、伊藤、藪亀、野中
進行:小野、岩本、斉藤
スーパー・バイザー:熊崎
JBC:浦谷、羽生

【健康管理に関する件】

 7月11日に開催された医事講習会の講義内容の報告がなされた。

【レフェリング・関する件】

「ビデオ検証」

■偶然のバッティングによる試合続行不可能
 ・平成30年7月2日 後楽園ホール 第4試合 51.5kg契約8回戦
  興法裕一(新日本木村)vs ファイヤー一休(三谷大和)
  結果 1ラウンド TD前半1R0’34”  負傷引き分け

 第1ラウンド、ファイヤー一休が上体を低くして前進したところサウスポーである興法の顎にファイヤーの頭が当たった。レフェリーは一旦試合を止め様子をみたが興法のダメージが深く休憩時間を与えても回復しないため、試合続行不可能と判断し試合終了を宣言した。
 このような場合、即座に試合再開となる場合を除いて、レフェリーが「タイム」を宣言し、タイムキーパーにラウンドタイムをストップさせる必要がある。レフェリーからの指示が無いとタイムキーパーはラウンドタイムを継続せざるを得ず、そのままラウンドが終了してしまうことがある。

■ダウン後の加撃
 ・平成30年7月7日 後楽園ホール 第7試合 フライ級10回戦
  中谷潤人(M.T)vs デクスター・アリメンタ(比国)
  結果 KO3ラウンド0’36” 中谷の勝ち

  中谷の右ボディが当たりアリメンタがやや時間をおいてダウン。ダウン後に中谷が数発パンチを繰り出した。レフェリーはダウン後のパンチによるダメージは無いと判断し、そのままカウントアウトとした。

  原則としてダウン後の加撃に対しては厳格に対処することが重要である。レフェリーの判断によりカウントアウトとなったが、この場合、カウント8で一旦カウントを止め中谷に減点を科すこともあり得る。また、ダウン後の加撃によるダメージが深く続行不能となった場合は中谷の反則負けもある。いずれにしてもレフェリーはダウン後の加撃がないようダウンがあった際は即座に割って入って試合を止めることが重要であり、ダウン後の加撃があった場合は速やかにダメージなどの状況を把握し適切な対処を行わなければならない。

■ストップ後の加撃
 ・平成30年7月9日 後楽園ホール 第3試合 スーパー・バンタム級4回戦
  酒井大成(角海老宝石)vs 松本章(久米川木内)
  結果 TKO2R2’21” 酒井の勝ち

  第2ラウンド、松本が攻められロープに詰められた際に酒井の右腕をホールドした。レフェリーが注意のためストップをかけたと同時に松本の右パンチが酒井に当たり酒井がダウン。酒井は立ち上がりレフェリーが休憩を与えた後に松本に減点1を科した。

  この場合、酒井がダメージにより立ち上がれない時の処置につき確認が行われ、松本の反則負とすべきとの意見で一致した。

■レスリング行為
 ・平成30年7月12日 後楽園ホール 第3試合 50.0kg契約8回戦
  高梨直人(TEAM 10COUNT)vs 堀川謙一(三迫)
  結果 TKO5R1’03” 堀川の勝ち

  第1ラウンド、高梨と堀川の体が密着した際に堀川が高梨を投げ飛ばした。高梨がすぐざま立ち上がったのでレフェリーは減点などとらず注意のみで試合を続行させた。

このような場合、レスリング行為の悪質性を判断するのはレフェリーであり、勢い余った行為なのか、明らかに相手を投げようとした行為なのかを即座に判断し、注意で済ますのか、減点を科すのかの処置をとらなければならない。

■その他
 ・近時のウエイトオーバーによる試合中止の多発について試合役員から懸念が示された。
 ・ラウンド終了10秒前の拍子木の音をゴングと間違えることがしばしばあるが、拍子木及びゴングを叩くリズムを変えてみたらどうかとの意見が出された。
 ・ラウンド終了10秒前の拍子木が鳴ると、レフェリーがその旨気づいたことをジェスチャーで示すことがあるが良いコミュニケーションである。しかし、レフェリーがラウンド終了10秒前を選手に知らせるような行為は、選手の動きを止めてしまうおそれがあり、薦められるものではないとの意見が出された。
 ・タイムキーパーはラウンド終了のゴングを鳴らす際、ストップウォッチばかりを注視するのではなく、試合の流れをよく確認し、終了ゴングで選手の打ち合いが止まらない場合など、ゴングを鳴らし続ける等、臨機応変な対応が必要である。その際、リングアナウンサーもマイクをゴングに近づけるなど、連携を重視したチームワークが重要である。

以上