東京都文京区後楽1-3-61(株)東京ドーム内 TEL:03-3816-5761

東京試合役員会議事録
日時:平成29年3月24日(木) 18:30〜
場所:JBC本部事務局
出席者
レフェリー:安部、葛城、福地、吉田、杉山、中村、飯田、岡庭、田中
アナウンサー:冨樫 、須藤
タイムキーパー:高橋、田畑、野中、藪亀   進行:岩本 斉藤
スーパーバイザー:熊崎           JBC:浦谷、羽生
 

【健康管理に関する件 及び 試合運営に関する件】

■平成29年1月14日 後楽園ホール 奥村健太(角海老宝石)リング事故報告
 主審を務めた中村審判員より、レフェリーの立場から見た事故の状況報告が書面にて詳細に報告された。その中でブランクのあった選手の再起戦においては、ブランクに応じた試合ラウンド数の短縮など、試合後半につれて発生リスクが高まると考えられるリング事故防止の対策が提案された。


【レフェリング・ジャッジに関する件】

「ビデオ検証」
■スリップかダウンか、微妙な裁定時の対応について
平成29年1月23日 後楽園ホール 第4試合 4回戦  
長谷川慎之介(青木) vs 富施郁哉(ヨネクラ)

選手が倒れすぐに起き上がった際や、ダウンかスリップかの判断に迷った場合は、まずダウンを宣言し規定の8カウント後にタイムをかけ、両選手をニュートラルコーナーで待機させた後、速やかに各ジャッジに確認し、ダウンであればそのままボックスをかけ、スリップであればダウンを取り消す旨をスーパーバイザーに伝えること。
レフェリーはその状況に応じて選手・セコンド・観客に判り易いよう、最適な措置をとらなければならない。


■ダウンシーンの検証
平成29年3月4日 後楽園ホール 第2試合 8回戦
小池信伍(角海老宝石) vs クーキアット・ソーケーオカムシー(タイ)

 パンチを避けるためダッキングした際に、相手のパンチ(フック)が後頭部周辺をかすめ、それが原因で倒れ、尚且つダメージが認められる場合は、倒れた原因がパンチによる有効なダウンか、後頭部殴打の反則打によるものかを判断しなければならない。

 その判断が微妙な場合は、まずタイムをかけた後に各ジャッジに確認し、パンチによるものと判断した場合は通常のダウンと同様にカウントを数える。後頭部殴打と判断した場合は故意であれば反則として減点を科し、故意性が無ければ偶然の反則打として処理し、倒れた選手に休憩を与えた後に試合を再開させるか、続行不可能の場合は負傷引き分け、もしくは負傷判定で勝敗を決することとなる。


■軽微なダウンの際の採点の統一について 
平成29年3月10日 望月直樹(横浜光)vs 中山佳祐(ワタナベ) 第8ラウンド
平成29年3月10日 天笠尚 vs 臼井欽士郎(横浜光) 第5ラウンド

 ダウンが軽微だからと言って安易に10−9と採点してはならない。軽微であってもダウンはダウンであり、ダウン後の相手への反撃で相手をダウン寸前にダメージを負わせた場合等を除き、JBCルール第114条第1項Bに基づき、10−8と採点すべきである。


■ドクターチェックの処理について
 レフェリーは試合中に選手が負った傷のチェックをリングサイドドクターに依頼する場合、可能な限り短い時間でチェックを済ませ、試合再開か試合中止を判断することが望ましい。チェックの時間が長いと治療行為となることがあり公平性に疑義が生じる恐れがある。続行か続行不能かの最終判断はドクターではなく、あくまでレフェリーが行うものであり、主審であるレフェリーは、ドクターの意見は最大限考慮するとしても、自らの判断で試合を円滑にコントロールすることが重要である。ただし、ダメージに関するドクターの忠告に関しては自らの判断に固執することなく、安全管理を第一優先に処置しなければならない。


■試合展開(足を使う選手)について
平成29年3月17日 秋山泰幸(ヨネクラ) vs 細川チャーリー忍(金子)
打ち合いを望む選手と距離をとったボクシングを望む選手との試合においては、JBCルール第113条Cのリングゼネラルシップが採点基準となることが多い。
この場合、相手のパンチが自分に届かないよう足を使い、ジャブすら出さずサークリングのように相手の周りを旋回するばかりのような戦い方は、リングゼネラルシップとして採点上加点することは出来ない。
アウトボクシングとして採点上評価をする場合は、フットワークやボディワークを駆使して相手のパンチを外し、またはブロックし、随所にジャブやカウンターを当てるなどの攻撃(手を出す行為)がなければならない。
また 背中を見せて逃げる行為や、明らかにアウトボクシングとは言えない行為が続く場合は、レフェリーが注意を促す必要がある。


■採点検証
平成29年2月19 新宿フェイス 星野晃規(M.T)vs 小坂駿(真正) 8R

映像にて採点上微妙なラウンドを重点的に検証し、意見交換を行った。

以上