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東京試合役員会議事録
東京試合役員会議事録

日時:平成28年7月13日(水) 18:30〜
場所:JBC本部事務局
出席者
レフェリー:安部、土屋、浅尾、サラサス、福地、マーチン、葛城、染谷、飯田、山岸、
      弥富、ジョン
アナウンサー:冨樫、須藤、佐々木
  タイムキーパー:鎌田、高橋、田畑、松原、野中、藪亀
進行:岩本
スーパーバイザー:熊崎
JBC:浦谷、羽生

【レフェリング・ジャッジに関する件】
「ビデオ検証」
 平成28年6月17日 後楽園ホール 
■ノンタイトル LF級4回戦  渡久地辰優(スターロード) vs 佐藤剛(角海老宝石) 
TKO 2R 0’32” 渡久地の勝

   第2ラウンド、渡久地の右パンチで佐藤がダウンしレフェリーストップで試合終了となった。このダウンが頭によるバッティングではないかと角海老宝石ジムより検証依頼が提出された。
ビデオ映像でスローモーションにてダウンシーンを確認したが、明らかに渡久地の右パンチが佐藤の顎に当たっており、バッティングの要素は見受けられなかった。渡久地の頭が佐藤に当たっている写真が角海老宝石ジムより提出されているが、別のタイミングの写真ではないかという意見が多数を占めた。


■ノンタイトル B級4回戦   神谷治昭(帝拳) vs 芳賀慧彦(古口)
 神谷の3-0判定勝

 この日は試合役員会の採点研修会が実施されており、当該試合のジャッジの採点と、研修に参加した審判員の採点を付け合わせ確認することにより、採点基準の統一を図った。
試合映像を見ながら各ラウンド毎に試合役員会参加者全員が、どちらの選手が優勢だったかを挙手により採点し、挙手数が拮抗した場合にはそれぞれ各参加者に優勢の根拠を述べさせ採点基準を明らかにしながら採点基準の収れんに向け議論した。

【確認事項】
■反則等への対応について
前回役員会で確認されたラビットパンチへの注意、減点に対し、引き続き確認、徹底していくことが確認された。
また、減点をとる場合は、選手に対する事前の注意などを明確に示し、見るものに唐突感を与えないよう注意することが重要である。(明確な反則に対しては事前の注意なく即刻減点をとらなければならない)


■ノイズキャンセリングシステムについて
前回試合役員会で議題となったWBCから提案のあるヘッドフォンの着用について、以下の通り試験的運用を行い、その結果をとりまとめた。

実施者名 安部、サラサス、マーチン、土屋
実施日時・会場 2016年6月17日、後楽園ホール
試合 新人王予選、すべて4回戦

四段階評価を行い、参加者の意見をとりまとめると、以下の検証結果であった。
ヘッドフォン着用時の身体的影響
  概ね「良くない」
ヘッドフォン着用時のレフェリーとのコミュニケーション
  「あまり良くない」
会場全体の音が聞こえるかどうか
  概ね「聞こえる」(まったく遮断されるものではない)
近くにいる関係者・観客の声が聞こえるか
  概ね「聞こえる」
試合中集中できるか
  「できる」「できない」意見が分かれる
パンチが当たったときの音は聞こえるか
  概ね「聞こえる」
選手入場やインターバル中の感覚
  概ね「良くない」
4回戦から世界戦まで、ヘッドフォンがジャッジの集中力に有効と判断できたか
  概ね「有効でない」

その他意見
― セコンドの声は聞こえる
― 着装時に違和感があり、そのため集中できない
― 全体的な音は確かに遮断されるが、特定の人の声がよく聞こえる(波長?)ことがかえって逆効果

結果、慣れていないということもあり、極端に有効であるという結果とはならなかった。


■採点研修時におけるレフェリングに関する意見収集

試合中のレフェリーの各処置について採点研修時に意見収集した。

1. ルールに則った注意事項、レフェリングを実施しているか。

2. 反則時等、適切な対応を行っているか

3. ダウン等への対応は適切に行われているか

4. ポジション

上記項目に留意しながらレフェリングを観察し、バッティング等の注意の仕方、レフェリーのポジショニングの移動速度、ホールド等の注意のタイミングなど、出されたさまざまな意見を集約し、今後のレフェリング技術向上に役立てることを確認した。


【IBF総会報告】
5月に北京で開催されたIBF総会につき、概要が報告された。
オフィシャルセミナーにおいて、ダメージの見極め方についての一例としての方策が紹介された。


【リング事故について】
日時:平成28年7月12日
場所:後楽園ホール
試合:第6試合ライト級8回戦 島倉裕矢(岐阜ヨコゼキ)vs 正木脩也(帝拳)
結果:正木の3-0判定勝ち
事故:試合後、島倉選手が医務室にて頭痛を訴え、東京新宿メディカルセンターにてCT受診。急性硬膜下血腫が認められ緊急手術。翌日意識回復。

上記リング事故についてJBCより報告がなされ、今後の事故撲滅につき早急に議論の場を設け更なる対応の改善・強化について関係者を含めた協議を行い、実効性のある対応を実施すべく、具体的な対応を実施していくことが確認された。
以上